俳優やミュージシャンとして活動しているピエール瀧(本名・瀧正則容疑者51)容疑者がコカインを使用したとして、厚生労働省の麻薬取締部に逮捕されました。調べに対して容疑を認めているということで麻薬取締部が入手ルートを調べています。 厚生労働省の関東信越厚生局麻薬取締部によりますと、違法薬物を使用しているという情報をもとに12日、瀧容疑者の自宅を捜索し本人に任意同行を求めて尿検査を行ったところコカインの陽性反応が出たということで、麻薬取締法違反の疑いが持たれています。 麻薬取締部によりますと調べに対して「コカインを使用したことに間違いありません」などと供述し容疑を認めているということです。


ピエール瀧容疑者とは
公式ホームページによりますと、ピエール瀧容疑者は静岡県出身の51歳。 1989年にバンド「電気グルーヴ」を結成し海外でもツアーを行って人気を集めていました。 また、俳優としても幅広い役を演じていて映画やドラマなどに数多く出演し、映画「凶悪」では日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を受賞しました。 また、現在放送中のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも出演しています。


コカインとは
コカインは南米原産のコカという植物の葉の成分が原料で、多くは無色や白色の粉末です。 覚醒剤と同じように神経を興奮させ幻覚症状があらわれます。また、一般的には覚醒剤に比べて持続する時間が短いため、一日に何度も使用するケースがあり、大量に摂取した場合死亡することもあるということです。 国内では覚醒剤に比べて押収量は少ないものの、海外から1度に100キロ以上が密輸される事件も起きています。 日本の麻薬及び向精神薬取締法における麻薬です。


コカイン(英語: cocaine)の歴史
1855年、ドイツ国のフリードリヒ・ゲードケが初めてコカの葉から単離し、学名から"erythroxyline"と命名。1859年、ゲッティンゲン大学のフリードリヒ・ヴェーラー門下のアルベルト・ニーマン(ドイツ語版)が単離法を改良し、翌1860年に詳細な性質を報告して「コカイン」と命名。
発売当初、コカインはモルヒネ中毒の治療薬として宣伝されていた。フロイトはコカインに舌を麻痺させる性質があることに気づき、そのことを眼科医カール・コラーに話した。 コラーはコカインの性質が目の手術に応用できるのではないかと考え、自分の目にコカインの溶液を注して角膜をピンセットで突くという実験を行ったところ、圧力以外は何も感じないことが判明した。コラーの局所麻酔は世間の認めるところとなり、「コカ・コラー」として有名になった。その後、コカインを使った局所麻酔は歯科や外科などに普及した。
1970年代前後のアメリカでは、コカイン摂取は、ベトナム帰還兵や裕福な白人層の「娯楽」として用いられるようになった。特に、シリコンバレーを代表とするハイテク関連企業の技術者や、その家族がコカインをしばしば用いていたとされる。
1980年代に入り、コカインの供給量が増え、その路上販売価格が下がると、コカインの摂取は貧しい人々や若者にも広がるようになり、深刻な社会問題として表面化している。
1970〜1980年代にかけて、パブロ・エスコバル率いるコロンビアの複合犯罪組織メデジン・カルテルの台頭が全世界のコカイン市場の大半を牛耳るようになると、危機感を抱いたアメリカは、これを壊滅させるべく国家安全保障局 (NSA) や中央情報局 (CIA) による諜報活動のうえ、アメリカ軍を派兵し、連日にわたる拠点の空爆やミサイル攻撃、銃撃戦が繰り広げられた。また、その様子は各国のTVや新聞等のメディアでたびたび報じられた。
2000年代までに、メデジン・カルテルやカリ・カルテルなどの大型麻薬組織は撲滅されたが、麻薬組織は細分化して存在し続けている。
2017年には、コロンビア最大の麻薬犯罪組織クラン・デル・ゴルフォの一斉捜索が行われ12トンものコカイン(末端価格3億6,000万ドル、過去最高を更新)が押収されている。
2015年から2016年にかけての米国、米疾病対策センター(CDC)によると、コカイン中毒死の数は何年もの間変化がなかったが、2015年から2016年にかけて52%激増した。この傾向は、連邦政府による最新のデータでも続いている。現在、年間約1万3000人がコカインで亡くなっている。
2017年の米国では過剰摂取によりヘロインで15900人以上、コカインで14500人以上の死者をだしている。


コカインの製造
コカイン原料のコカノキは主にメキシコやコロンビアなど、中米の人里離れた山岳地帯の畑で密かに栽培され、現地農民が手作業で葉をむしって袋詰めする。コカの葉は密林の中に隠された作業場に集められ、細かく破砕され、溶媒となる石油類に浸して撹拌し、麻薬成分を溶出させる。これに希硫酸を混ぜた後、アルカリで中和し、上澄みを捨て、沈殿物を集めて乾燥させ、粗製抽出物であるコカ・ペーストが製造される。 現地農民から買い取られたコカ・ペーストを酸で処理し、過マンガン酸カリウムで不純物を取り除き、濾過してコカイン濃度を高め、精製したものがコカインである。

コカの木
小売り用パケ
精製された粉末


コカインの作用
粘膜の麻酔に効力があり、局所麻酔薬として用いられる。 また中枢神経に作用して、精神を高揚させる働きを持つ。 またコカインを摂取(内服、静脈注射)した場合、中枢神経興奮作用によって快感を得て、一時的に爽快な気分になることがある。このコカインの中枢作用は覚醒剤(アンフェタミン類)と類似している。


コカイン依存症
コカインは薬物依存症の原因となる。コカインによる依存症は極めて強い部類に含まれるが、主に精神的依存であり、身体的依存は弱いと言われる。 コカイン依存では、強い多幸感のため短期間の使用でもコカインに依存しやすく、効果が短いため頻繁に使用することになりやすい。
コカイン乱用では、数週間から数か月間使用しない期間があれば、依存にはなっておらず、問題を起こさない場合もあるが、問題を起こすこともある。 精神病症状 アンフェタミンによる精神病性障害と類似しており、被害妄想が起きたり、人の顔色を誤って認識することがある。 昆虫や虫が体を這っているという妄想から、体に引っかき傷をつくる場合がある。


有害な作用
コカインの過剰摂取は、心疾患および脳損傷を引き起こすことがある、例えば、脳内の血管を狭窄させ、脳卒中を引き起こし、動脈を収縮させ、血圧が上がり心臓に負担がかかり心臓発作を引き起こす。 コカインには、覚せい剤と同様に神経を興奮させる作用があるため、気分が高揚し、眠気や疲労感がなくなったり、体が軽く感じられ、腕力、知力がついたという錯覚が起こります。
覚せい剤に比べて、その効果の持続期間が短いため、精神的依存が形成されると、一日に何度も乱用するようになります。 乱用を続けると、幻覚等の精神障害が現れたり、虫が皮膚内を動き回っているような不快な感覚に襲われて、実在しないその虫を殺そうと自らの皮膚を針で刺したりすることもあります。 コカイン依存者の幻覚に、俗にコーク・バク(英語:coke bugs コカインの虫という意味)、日本語で蟻走感(英語版)と呼ばれる、虫が皮膚の上を這ったり、皮膚から出てくるように感じる症状。


妊娠中の影響
妊娠中のコカインの摂取は、多くの有害な影響を及ぼすことが知られている。 妊婦がコカインを使用した場合、胎盤が子宮から離れて出血を起こす胎盤剥離のリスクが高くなる。 コカインは催奇形性物質(英語:teratogens)であり、胎児の奇形を引き起こす可能性がある。 子宮内でコカインに曝(さら)されることは、知的障害、子宮内胎児発育遅延(英語:Intrauterine growth restriction ; IUGR)、先天性心疾患を引き起こす可能性がある。


コカインの規制
麻薬に関する単一条約で規制されている。 アメリカやヨーロッパの各国で麻薬として、所持や使用が規制されている薬物の1つである。日本でも麻薬及び向精神薬取締法で規制対象になっている麻薬である。


コカインの使用法
医療用
表面麻酔薬として粘膜には5〜10%溶液、点眼には0.5〜4%溶液、外用には1〜5%の軟膏として用いる。

乱用の場合
1)微粉末 ガラス板などの上に出して、ストローなどで鼻孔粘膜から吸引する(スニッフィング・スノーティング)か、水溶液にして静脈注射する。

水溶液を静脈注射
ストローで直接鼻の粘膜に

2)クラック・コカイン(別名クラック、ロック、英:crack cocaine) クラックは米国で良く使用される形態で白い塊になっており、これはコカイン塩酸塩を重曹と混ぜたもので、気化しやすく吸入で使われる。

水溶液を静脈注射
     
クラック・コカインをあぶった煙では、コカインが脳血流へ急速に吸収され、わずか8秒で脳 に達する。 粉末コカインを鼻から吸引する方法sniffing(スニッフィング)よりもはるかに早く、強烈な恍惚状態を得られるといわれる。


ウィキペディア(Wikipedia)より引用

Items Inc. 1-6-13 Nishi-Shinbashi, Minato-ku, Tokyo 105-0003 JAPAN