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    ドローンの探知範囲について
最適な機種「 SPYNEL S-2000」による監視の例として、最も監視が困難な超小型ドローン(30cm x 30cm)の場合、飛翔する不審物として探知できる範囲は、約500m。ドローンと認識できる距離は、100〜150m程度です。ドローンが大型になればなるほど探知・認識距離はさらに広範囲になります。

  SPYNELの特徴
● 赤外線センサーは、レーダーアンテナのように回転(約1~2秒間に1回転)して、360°パノラマ状のサーマルイメージデータを収集します。
● センサーは、最新のデータをキャプチャーし、前回データと瞬時に照合、変化が無いと映像を上書きしていきます。
● 前回と異なるデータを感知すると、画像監視システムソフトウエア「Cyclope」が、感知します。
● 360度撮影のパノラマ映像は、画像処理ソフトで3段の画像(360度、指定エリア、ポイント・ズーム)と2インジケーターがモニター画面に映し出されます。
● 監視員は、モニター画面を見ながら画像をズームアップして詳細に監視することや、不審に感じたターゲットを画面上に「LOCK -ON 」して、自動追跡することができます。更に画面上に「検知ゾーン」を設定して、自動的に探知することも可能です。
● 監視画像はモニターに表示されるとともにストレイジに保存されます。監視中に時間を遡って過去の画像を見ることができます。

  SPYNELの優れたメリット
● 本機1台で最大半径700~8km(機種により)という、ロングレンジを監視できますので、外周(境界線の外側、他人の敷地、沿岸域)などを含む広範囲な Surveillanceが可能になります。
● 人や車、舟艇、飛行体等が、PERIMETER にたどり着く前に探知できます。
● 広大なエリアを本機1台でカバーできるため、従来型センサーの削減とメンテナンスコストの低下、及び照明施設、照明用電力(探照灯等非常用照明を除く)が不要なので、ランニングコストの削減が図れます。
● 完璧なパッシブ(受動型)システムです。電波や音波など外部へ放射するものが無いので相手に探知されません。また妨害電波(Radio jamming)の影響も受けません。
● 専用監視ソフト「Cyclope ™」により、無人監視「探知」「警報」「追跡」を自動的に行 うことができます。
● 自動監視により、常時モニター画面を見続ける必要はありませんので、見落としなどの人為的なミスを軽減できます。

  監視カメラとの違い
● SPYNEL SYSTEMは、中波長赤外線(波長 8-15μm Thermal InfraRed) を使用する「サーマルイメージ(熱線映像)監視システム」です。
● 「熱エネルギーの分布データ」を、コンピューターで最大120メガピクセルに及ぶ膨大な画像データに変換し、監視画像として使用します。
● センサーが360°回転して「熱エネルギーの分布」をキャプチャーしますので、1台のセンサーで広いエリアが監視できます。
● 人体を感知するレンジは700mから最 大8kmと広大なエリアを1台でカバーしますので、コストパフォーマンスが抜群です。
● 従来の監視カメラでは十分に撮影できなかった暗闇や、雨天、濃霧等の悪環境下及び、迷彩服、カモフラージ ュ服、ブッシュに潜む不審者、夜間に飛行するドローンなども探知可能です。
● 画像処理データを使って監視しますので、ワイドやズーム、複数のポイントを同時監視するするなど自在な監視方法が選択できます


  既設セキュリテイシステムとの統合運用
既存システムの補完
・ 従来型の監視カメラの弱点(暗闇・雪・霧・大雨の条件下で撮影不能)を完全にカバーします。
・ 監視カメラやナイトビジョンでは、探知できなかった「迷彩」や「カモフラージュ」を施した兵士や、ゆっくりと匍匐前進(ホフフク ゼンシン)する兵士、木の葉の陰(ブッシュ)に潜む人なども容易に発見できます。
・ レーダーに映らない(電波を反射しない)RHIBs(高速ゴムボート)、低高度飛行物体(オートジャイロ・パラグライダー)極小飛行体(UAVs無人機・ドローン)、電波吸収機能の優れたステルス機も、熱線センサーはエンジン熱等を確実に探知します。

既存システムとの統合及びオプション
・ AIS (船体識別)信号を受信・解析して、付近を航行する船舶の船名・行先などを監視画面に表示します。
・ 監視システムの通信線は、Ethernet(Lan)・光ファイバーケーブル接続のため、約5km超の配線が可能となります。カメラ (センサー) の設置場所を自由に選択できますので、死角を減らせます。
・ 監視ターゲットのGPS座標位置や高度、距離、などをMAP上に表示。全ての監視映像データは自動録画されます。
・ 監視映像はLANを通じて他の場所でも同時に見ることができます。
  例)警備室と管制塔 ・ インターネットを経由して、他の場所や外国でも同時に監視することができます。
・専用監視ソフト「Cyclope ™」は、探知した不審者等の「標的」に対し「相対的な距離」「GPS位置情報」等のデータを生成し、このデータをPTZカメラなどの外部装置に送信しますので、監視カメラシステムととシンクロ監視することが可能です。(プロトコル条件あり)
・専用監視ソフト「Cyclope ™」は、侵入等の異状を感知すると、自動的に接点信号等を出力いたしますので、既存の警備システムへの接続が容易に行えます。
既存のセキュリテイシステムに手を加えることなく、そのまますぐに統合運用が可能になります。

  SPYNELの用途
●持続的な広域監視
●空港や飛行場
●年中無休の境界線監視
●重要なインフラ設備の保護
●360゜非対称性脅威の探知
●前線基地の監視
●無人航空機、低空標的を追跡
●国境や沿岸の受動型監視
●船舶の自己防衛
●海賊や密輸との戦い

  監視用途に合わせて選択が可能です。

  基本設計


  参考資料


  技術データ
 
スピーネル-X 3500
スピーネル-X 6000
スピーネル-X 8000
 水平方向視野
360°
360°
360°
 縦方向視野
20°
10°
 調節可能縦方向傾き角度
(電動式)
±45°(電動式)
±45°(電動式)
±45°(電動式)
 瞬間視野
0.3 x 0.3 mrad x mrad
0.15 x 0.15 mrad x mrad
0.08 x 0.08 mrad x mrad
 スキャン速度ソクド
1 回転/秒 (360°/秒)
1 回転/秒(360°/秒)
0.5 回転/秒 (360°/2秒)
 監視タイプ
中波長赤外線
1280x1024 FPA
中波長赤外線
1280x1024 FPA
中波長赤外線
1280x1024 FPA
 冷却器
スターリングマイクロクーラー
スターリングマイクロクーラー
スターリングマイクロクーラー
 画像解像度
23000 (H) x 1280 (V)
46000 (H) x 1280 (V)
92000 (H) x 1280 (V)
 ビデオ出力・コントロール
IP (インターネット プロトコール)
IP (インターネット プロトコール)
IP (インターネット プロトコール)
 寸法 (直径 x 高さ)
385 mm x 580 mm
385 mm x 580 mm
385 mm x 580 mm
 重量
 < 40 kg
 < 40 kg
 < 40 kg
 動作温度オン
-40℃ ~ +71℃
-40℃ ~ +71℃
-40℃ ~ +71℃
 保護等級
IP 66
IP 66
IP 66
 電 源
24V DC / 10 Amps
24V DC / 10 Amps
24V DC / 10 Amps
 監視可能最長距離
 
       人間
3.5 km
6 km
8 km
        車
7 km
12 km
15 km
       戦車
21 km
25 km
30 km

制御及び表示ソフトウエア

オペレーティングシステム
P C Windows - 複数画面及びタッチスクリーン機能

ソフトウエア機能
キュクロプ ソフトウエアでスピーネルセンサーを十分活用してください。  
一目で、リアルタイムに表示されたパノラマ(360°の続き絵、環状、レーダーとズーム表示)、無数の標的表示及び追跡、脅威位置即時特定(方位、標高、距離)、全地球測位システム、高度情報システムとレーダー情報統合、目標識別パン・チルト・ズームシステムの自動制御、科学捜査機能(タイムライン、シーケンスの保管と再生)、空間的及び時間的ブックマーク、状況図上に表示された複数の脅威、優れた手振れ補正機構、そのほかいろいろ備わっている事がお分かりになります。

 お電話でのお問い合わせは、フリーダイヤル 0120-353799