「職場の薬物検査」専用の検査キットです。
麻薬・覚せい剤などの違法薬物のほかに、依存症リスクが高い医薬品「向精神薬」「睡眠薬」「抗うつ剤」を含む10項目が検査できます。(米国FDA取得)

※本製品は、医薬品ではありません。
職場の薬物検査フロー図
<「職場の薬物検査」導入の留意点 >
1.事前準備がとても大切です  
① 雇用契約書・就業規則・労使協定等に「乱用薬物検査」(一次:スクリーニング検査、 一次検査で陽性反応の場合、二次検査:液体クロマトグラフィー等)を実施する旨を明記します。
② 上記にかかる社員個人の同意書を提出していただきます。
③ 二次検査で「陽性」が確定した場合、職務停止等の処置・罰則等を明記してください。
④ 検査実施にあたり、社長(又は担当取締役)を指揮者とする Task force を編成、各部門・部署にスーパーバイザーを配置してください。
⑤ スーパーバイザーには、事前に乱用薬物の基礎知識、検査方法の知識、守秘義務、採尿のルール等の教育訓練と理解度の測定を行います。
⑥ 社外の産業医、顧問弁護士、社会保険労務士等と事前協議を入念に実施してください。
⑦ 違法薬物を所持・使用する社員は、反社会勢力と濃厚な接線を有する危険な存在となり得ます。
⑧ 薬物中毒は、覚せい剤や大麻等の違法薬物だけではありません。医師によって処方された「抗うつ剤」「睡眠薬」「精神安定剤」も、深刻 な薬物依存症に陥ることがあります。その依存症が惹き起こす事故等のリスクは、麻薬類と何ら変わりはありません。職場の薬物検査には、違法薬物のほかにこれらの処方薬 のオーバードーズ(過剰摂取)も検査する必要があります。

2.乱用薬物の検査は 2 段階で構成されます  
① 一次検査:簡易なスクリーニング検査(イムノクロマト法)で篩(ふるい)にかけます。
② 二次検査:一次検査で陽性反応が出た場合、医師による問診、服用した医薬品の確認、交差反応等を慎重に検討したうえで、外部の専門機関に委託して「液体クロマトグラフィー法等」により確定検査を行います。

3.一次検査(スクリーニング)には限界があります  
① 検査の精度は、95 ~ 99%です(一定の条件下・薬物によって数値は変わります)。
② 風邪薬等との交差反応「偽陽性」が生じる場合があります。
③ 違法薬物類は摂取後 2 ~ 15 日程度で、尿中濃度が判定基準値(閾値)を下回り検知できなくなります。(薬物の種類や摂取者の性別・体 格等により異なります)
④ 一次検査で「陽性」が出た場合、いきなり警察へ通報、解雇、退学等の処分を下すことは適切な対応ではありません。
⑤ 二次検査で薬物使用が確定された場合、救済策として「薬物依存症」治療の実施を規定してください。

4.人権問題を惹き起こさないための配慮が必要です  
① 検査結果は重要なプライバシー情報です。漏洩すると「個人情報保護法」違反となり、損害賠償を請求される恐れがあります。
② 一次検査の結果が「陽性」でも、薬物使用とは断定できません。二次検査で確定する必要があります。
③ 一次検査で「陽性」反応が出た場合、運転や操縦、その他危険を伴う業務から一時的に、内勤等のリスクの少ない部署に異動します。
④ 検査実施に伴う「検査忌避」「検査妨害」には、職務停止等の罰則を明示して下さい。
⑤ 薬物の常用者は、「薬物依存症」という病気です。むやみに解雇せず、薬物依存症の治療を目的とした救済・支援策の規定を設ける必要があります。

米国の「連邦職場薬物検査プログラムのガイドライン」について  
*-1. 弊社は、米国 保険社会福祉省 薬物乱用精神保健局(SAMHSA) から、乱用薬物に関する最新の情報を収集しております。
*-2. 米国では 1988 年「薬物の無い職場法」(The Drug-Free Workplace Act of 1988)が立法され、米国保健社会福祉省は、「連邦職場 薬物検査プログラムのガイドライン」を制定(以後逐 次更改)しました。 また、DOT「米運輸省」は下部機関の FMCSA「連邦自動車運送安全局」、FAA「連邦航空局」、FTA「連邦公共交通局」、PHMSA 「パイプラインおよび危険材料安全管理局」、 USCG「合衆国沿岸警備隊(日本の海上保安庁)」、FRA「連邦鉄道局」に同様のガイドラ インを制定しました。
*-3. 弊社では、米国の「職場に於ける薬物検査のガイドライン」に基づく日本語版のガイドラインを制作しております。

貴社、貴組織のリスクマネジメントにお役立てください
詳細は、 お気軽にお問い合わせください。
※本製品の検査結果及び本製品を使用したことによる損害等について弊社は一切の責任を負いません

■ 検査のやり方

尿検査:紙コップ等に少量の尿を採り、下部キャップを外して10〜15秒浸します。
取り出して5分後にはそれぞれのインジケーターが反応し、どのような麻薬類が使用されたのか判明します。


「ゼロ・トレランス」zero-tolerance policing
米国の学校に入学する時や企業に就職するとき、「薬物に汚染していない証明書:ゼロ・トレランス」の提出が要求されます。 乱用薬物検査キット M-STATは、尿検査で「ゼロ・トレランス」を証明することができます。

ウィキペディア(Wikipedia)

使用方法と結果の確認


■ 検出可能な薬物
乱用されているドラッグ類のうち、下記の最もポピュラーな15種を単独または、あらゆる組合せで検出することが可能です。
」は、この薬物検査キットで検出できます。


AMP
Amphetamine / アンフェタミン 覚せい剤
MAMP
Methamphetamine / メタンフェタミン 覚せい剤 「シャブ」「ヒロポン」「スピード」「アイス」「クリスタル」
BAR
Barbiturates / バルビツレート 鎮静・麻酔薬 「ダウナー」(処方薬 第三種向精神薬)
BZO
Benzodiazepines / ベンゾジアゼピン 抗不安薬・睡眠薬 (処方薬 第三種向精神薬)
BUP
Buprenorphine / ブプレノルフィン 麻薬拮抗性鎮痛薬 (処方薬 第ニ種向精神薬)
COC
Cocaine / コカイン 麻薬・局所麻酔薬 「クラック」「ロック」(一部処方薬)
THC
Marijuana (THC:テトラヒドロカンナビノール) /大麻:マリファナ(大麻草) ハシッシ(大麻樹脂)
MTD
Methadone / メタドン 合成鎮痛薬・麻薬(処方薬)
MDMA
Methylenedioxymethamphetamine / メチレンジオキシメタンフェタミン  合成麻薬「エクスタシー」
MOR
Opiate300 / オピエート ケシから採れる麻薬 「阿片」「ヘロイン」/「モルヒネ」(処方薬)
OPI
Opiate2000 / オピエート ケシから採れる麻薬 「阿片」「ヘロイン」/「モルヒネ」(処方薬)
OXY
Oxycodone / オキシコドン 鎮痛剤・麻薬 「オキシコンチン」(一部処方薬)
PCP
Phencyclidine / フェンサイクリジン 麻酔薬系麻薬・幻覚剤 「エンジェル・ダスト」 同種 「ケタミン」「LSD」
PPX
Propoxyphene/ プロポキシフェン 鎮痛薬系麻薬(日本未販売)
TCA
Tricyclic Antidepressants / トリサイクリック・アンチディブレサント「三環系抗うつ薬」(処方薬)


JANコード
1個入 4580726651077


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「薬局開設許可」「特定販売」(第0101210221号:R3/12/28)
「高度管理医療機器等販売業許可」(第4501210290号:R4/03/24)

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